ブームと二次元〜メイド喫茶やエロアニメでの興隆など

メイドのブームは、いつごろから始まったのだろうか?その発端は、おそらくアキバ系の文化と見ることが出来る。但し、メイドそのものに対するカルチャーはもっと古い時代に源を見つけることが出来る。お手伝いさんが普通に職業として成立しており、またウェイトレスが「女給」と呼ばれていた、大正時代くらいに遡ることが出来るだろう。昭和以降の近年におけるメイド服ブームに似た流行を探せるとしたら、「アンナミラーズ(アンミラ)」と呼ばれていたファミリーレストラン(ファミレス)の制服や接客であろう。アンナミラーズの制服は、ワンピースの胸襟をバスト全体に広げて、更に下から持ち上げるようなデザインで縫製されており、よりオッパイを強調するようなデザインになっている。この点が萌えるエロとして注目され、アンナミラーズは、看護婦やナースに通じる制服へのフェチ、すなわち「制服マニア」の目を惹くようになる。この現象は、現代のメイド服ブームの根底にある制服へのフェチやマニアと、同一線上に置かれるものであろう。その後、エッチなアニメやエロゲーやエロアニメなど、二次元の世界でメイドが頻繁に扱われるようになる。そのエロティックな内容の背景には、「メイド・執事は、主人に従うこと」で表わされる主従関係を、都合の良い解釈として利用していることに注目できるだろう。そこから派生したコスプレなどは、ファッション性による主張である(現在のメイドブームを広く一般にまで知らしめたのは、アキバ文化におけるメイドの「ファッション」に興味を抱いて注目したコスプレイヤーによるメイド服のコスプレが、一因であるとも考えられる)。メイドのブームは、風俗産業にまで及んでいる。まずは、アダルトビデオやエロ動画などにおいて、これまでは看護婦やバニーガールなどで構成されていたコスプレものの1ジャンルとして、「メイド」が確立されている状況を挙げよう。元来、そのようなジャンルを形成するコスチュームとしては、従来から男性の目を惹き付けてきた水着やビキニなどがあり、それがグラビアや写真集におけるアイドル的なアピール手法だったのだが、メイド服が一つのジャンルを形成している=二次元文化が裾野の広がりを見せていることには、驚きを禁じえない。更に成人向け動画へと繋がる要素に踏み込んで考えてみると、「奉仕する」事がメイドの仕事であるという前提から、「ソープランドでメイド服でお出迎え」「メイドのイメクラ」「メイドのデリヘル」等のイメージがあるだろう。もちろん、風俗嬢としてのサービスだけではない。サービスの付加価値としてメイド服の女性を使用する「メイド喫茶・メイドカフェ」「メイド居酒屋」「メイドさんのお掃除サービス」「メイドの何でも屋」などもある。メイドはファッションによって、記号化されたブームとして現代では捉えることが出来るだろう。二次元の漫画やアニメなど、いわゆる萌え文化では、メイドという記号は、メガネっ娘と同様の主たる価値を持って、エロとコスプレには欠かせない現状となっている。

エロいメイドさん?

メイドのエロといっても、メイドの人がエロいと言う意味ではなく、メイド衣装が微妙にエロいということかもしれない。メイドのタイツは定番であるが、網タイツのメイドとハイヒールというのは、高級メイドと言った趣きであろう。77